@article{oai:seinan-jo.repo.nii.ac.jp:00000340, author = {杉谷, 修一 and Sugitani, Shuichi}, journal = {西南女学院大学紀要, Bulletin of Seinan Jo Gakuin University}, month = {Mar}, note = {コンピュータゲームの進化は複雑なルールの選択 とその結果の処理を可能にした。それはゲームの物 語世界を広げることにつながったが、シナリオとし て提供された物語を消費するだけがゲームの楽しみ 方ではない。プレイヤー経験はゲーム内にとどまら ず、様々な場面に広がっている。ゲーム文化におけ るゲーム実況の歴史は浅いが、近年急速に成長し、 人気が高まっている。ゲーム実況はプレイヤーが実 際にプレイする様子をインターネット経由で配信し、 視聴者と共有するものである。ライブ配信では視聴 者がチャットを通じて活動に参加する。この論文で はゲーム実況の事例を通じてゲーム経験のありかた を検討する。  実況者は進行状況に伴うテキストを読み上げ、自 分の目標・判断・好みを言葉にする。これらの情報 とゲーム画面を結びつけることで、視聴者はゲーム を理解することができる。実況者は視聴者のチャッ トを一つ一つ丁寧に拾い上げ反応することで、ゲー ムプレイの一部に視聴者を組み込む。ゲーム情報以 外にも様々な冗談や悪ふざけが現れる。  ゲーム進行上の困難に立ち向かうなど、参加者に 明確な目標が共有されるような場面では、ゲームの 進行が停止されることがある。その際は実況者と視 聴者の間にある役割の違いや統制力の差が小さくな り、相互作用の量や質が増大する。その結果生まれ る仲間内のエピソードは、ゲーム経験のもう一つの 形である。}, pages = {47--56}, title = {ゲーム経験の多様化に関する一考察}, volume = {26}, year = {2022}, yomi = {スギタニ, シュウイチ} }