@article{oai:seinan-jo.repo.nii.ac.jp:00000326, author = {野井, 未加 and Noi, Mika}, journal = {西南女学院大学紀要, Bulletin of Seinan Jo Gakuin University}, month = {Mar}, note = {発達障害及びASDという用語は、学際的に使用され、世の中に急速に浸透し ていった。その結果、発達障害やASDの症状として示された「障害特性」さえ 理解できれば、子どもを理解できるという考えを人々に植え付けてしまうと いった問題が生じることとなった。本稿では、発達障害概念誕生の起点と なったASD児が抱える問題を「関係性の問題」と捉えなおし、社会的相互作用 と愛着の問題について先行研究に基づいて整理検討した。その結果、ASD児は 他者と感情や目的、行為を共有する動機づけが乏しいため、他者との意図や 感情の共有経験を積み重ねることが困難となることが浮き彫りになった。 またこうした他者との共有体験の少なさに加え、生来的な知覚過敏がASD児と 養育者との愛着形成を阻害し得ることが明らかとなった。さらにASD児が単に 表面上の行動スキルを身につけても他者の感情や状況の理解にはつながらな いため、関係性をはぐくむ支援を行い「自己」を形成していくことの重要性 が示唆された。}, pages = {55--65}, title = {自閉症スペクトラム障害児の関係性をはぐくむ支援}, volume = {25}, year = {2021}, yomi = {ノイ, ミカ} }