@article{oai:seinan-jo.repo.nii.ac.jp:00000018, author = {古川, 敬康 and Furukawa, Takayasu}, journal = {西南女学院大学紀要, Bulletin of Seinan Jo Gakuin University}, month = {Mar}, note = {パウロの神学の中心を十字架に見ることにおいて一致していても、それを贖罪信仰の立場で解釈する者が多いが、パウロに固有な十字架の神学を説く立場も決して少なくはない。しかし、その立場でもいざその内容となると、必ずしも一様ではない。本稿は、コリントの信徒への手紙一1章と2章にしるされている十字架の言葉と十字架にかけられたままのキリストに焦点を当て、最近のパウロの十字架に関する社会学的な研究を踏まえ、十字架のメタファーとしての意義を解き明かす試論である。問題提起の後、メタファーの構造を述べ、文脈から読み解く必要を述べ、順次、テキスト上の文脈、ローマ社会での文脈、ユダヤ社会での文脈を取り上げた上で、この書簡によるパウロにおける十字架の意義を述べる。それは、社会的地位や富などの力、強さ、それに知恵、さらに誰からバプテスマを受けたかを含め、この世の社会的政治的な事柄に関して、誇りや恥という人間的価値観の次元での世の尺度から自由になることである。}, pages = {51--65}, title = {パウロにおける十字架のメタファーとしての意義の再考 : コリントの信徒への手紙一 1 章及び2 章}, volume = {21}, year = {2017}, yomi = {フルカワ, タケヤス} }